Information

化粧品やシャンプーには、界面活性剤が使用されています。界面活性剤とは「洗浄剤」のことで、界面活性剤にもいくつかの種類があり、強力な洗浄力と弱い洗浄力のものがあります。
こちらでは、シャンプーに含まれる界面活性剤の種類を紹介します。

高級アルコール系界面活性剤

植物や動物から精製される「高級アルコール」から作られる界面活性剤です。水に溶けやすく、油汚れや皮脂にも強いのが特徴です。

アミノ酸系界面活性剤

成分の中にアシルグルタミン酸やラウロイルメチルアラニンNaなど、アミノ酸の名前が含まれている界面活性剤です。髪の毛を構成するアミノ酸と同じなので、比較的マイルドに洗い上げることができます。

両性界面活性剤

陽イオン・陰イオン両方の性質を持っています。そのため水中の酸やアルカリを中和し、他の界面活性剤の洗浄力を低下させないことが期待できます。洗浄力はアミノ酸系界面活性剤よりも弱く、刺激も弱いのが特徴です。

非イオン性界面活性剤

穏やかな洗浄力で、水の硬度や電解質による影響を受けにくいのが特徴です。コカミドDEAのように、名前の最後に「EA」が付きます。
他の界面活性剤と併用することができ、使いやすい界面活性剤として近年使用が増えています。

天然界面活性剤

カゼインやレシチン、サポニンなどが挙げられます。牛乳や卵黄、お茶にも含まれる天然由来の成分なので、比較的頭皮への刺激も弱く、仕上がりもマイルドになるのが特徴です。